……カタカタ……
あっ、画面が変わった。
技術英検1級受験結果やいかに
ずいぶんあっさりしてるケーンな。
1月に受験できる級が1級しかなかったんだよ。
でも、受験してみて記述の100点分は難しかった、という印象かな。
マークシートで9割とれば記述は3割で合格できる
- ⅠからⅣ(マークシート)91/100(得点率91パーセント)
- V(英文和訳)14/30(得点率46.7パーセント)
- Ⅵ(和文英訳)44/70(得点率62.9パーセント)
Ⅴ+Ⅵ=58/100(得点率58パーセント) - 合計 149/200(得点率74.5パーセント)
これなら記述で3割とれば合格できてしまうケーンね。
でも、今回受験して実感したが、これまでよりも難しくなってる気がする。
マークシートのⅢは、問題文の英文と同じ内容に言い換えた文章を3つのうちから選ぶ問題なんだ。
これがね、1つは削れる。二つのうち、片方の方がよりふさわしいと思われる。
だけど、「確実にこれだ!」という自信が持てなかったから、実は2問くらい落としていると思っていたんだ。
記述は平均して5割程度の得点は見込める、と思っていたから、合計6割となったのはうれしい誤算だった。
どちらかと言えば、英文和訳が46.7パーセントだったのは少しへこんだ。
技術英検1級合格に必要な勉強
- 単語力……「電流」や「溶接」という工業用語、「以上」や「未満」などの数に関する表現が考えずとも口から出せるレベルにしておく
- 英文の読み込み……『技術英語ハンドブック』(アマゾン)や『技術英検1級問題集』(アマゾン)、『工業英検2級対策』(アマゾン)などの英文を暗唱し、文章を一部を自分で変えて口頭英作文ができるようにする
- 自然な日本語への翻訳力……『工業英検2級対策』(アマゾン)の英文和訳問題をやりこみ、自然なわかりやすい日本語にする練習をする
まずは単語力
単語の意味が問う大問Ⅰは20点の配点だ。
大問Ⅱも適語補充だから単語の力が必要。
大問Ⅳも適語補充だが、こちらは文法的・作文的に必要な単語の力ということになる。どちらかと言えば文法力かな。
とにかく、大問ⅠとⅡでそれぞれ20点、30点の合計50点、総配点の4分の1で純然たる単語力を問うているんだよ。
それに、記述の作文をするときも、単語がでてこないと、脳内で単語を検索しているだけで時間が過ぎていくよ。
多くの英語表現を脳内に入れておく
これは言わなくてもわかるだろう。
和文英訳をする場合、与えられた英文に対して、まず和文和訳をして、筆者の言いたいことを整理する。
そして、言わんとしていることを、適切な英文に直す。
ここで直す時に、自然で簡潔な英語の表現を脳内から引っ張ってくる。
ここで、一つの表現しか知らないと、機械的な翻訳としてはOKでも、英語としては意味の通じない表現だったりする。
だから、色々な文脈の文章に慣れ親しんで置き、この文脈なら、これだ!というようなひらめきができるようにしたいね。
あとは、英語圏の小学生向けの参考書(内部リンク)が参考になるよ。前回も紹介したけど、一応内部リンクを貼っておくね。
自然で適切な日本語表現にする練習
実は、和文英訳に自信がなかったから、英訳の訓練を主にしていた。それで英文和訳の練習は全くしてなかった。
「1」の単語力と「2」の文例の収集をしておけば、和訳なんて簡単よ!と思っていたのが敗因だ。
やはり、それぞれの分野で適切な訳語や表現があるから、きちんと訓練をしないといけないね。
雉は鳥人間みたいにならないように、しっかりと練習するんだよ。
- 『技術英語ハンドブック』(アマゾン)
- 『技術英検1級問題集』(アマゾン)
- 『工業英検2級対策』(アマゾン)
はじめまして!技術英検1級の受検を検討しております。こちらを拝見してレベル感がだいぶ分かりました。なかなか情報がないのでとても勉強になりました。本当にありがとうございます😊
コメントありがとうございます。
そうですね、技術英検に関してはなかなか情報がないですよね。
今後、プロフェッショナル受験のリアルタイムレポートも更新していく予定なので、引き続きご覧ください。
貴重なお話をありがとうございます!
同じく受験予定でいますが、事情があり会場受験であれば…と考えております。
試験時の会場の雰囲気はどのようなものでしたか?
もし東京・横浜会場でしたら、より詳しくお伺いできたらいいななど思っております。
時差でのコメント失礼いたしました!
鳶タカさん、こんにちは。
更新が滞っており、せっかくのコメントに気づくことができず申し訳ありませんでした。
当方は名古屋で受検でした。
貸館をしているところが会場でしたので、一階に待合ロビー的なものがありました。開始1時間ほど前に着いたので、係員がおらずのんびりできました(おそらくギリギリの人数で運用しているのだと思います)。
前の時間帯の終了後、まもなく同じ会場に入りました。教室に入ってからトイレに行く時間はありましたが、ややせわしないです。
また、試験問題を解いている間の時間が足りなくなるということはなかったです。
CBTが導入されるのは2級と3級ですから、1級、プロフェッショナル勢は限られた会場にいくしかないのがつらいですよね……。
鳶タカさんの合格を祈っております(もう合格していますかね?)