こんにちは、案内役の雉だケーン。今回は英検1級の面接対策について詳しく説明していくんだケーン。
独学で合格できる、英検1級面接対策
- opinionfrontなどの英語圏の社会問題を取り扱ったサイトを訪問する
- サイト内の検索バーで自分の調べたいトピックの記事を探す
- 記事を選び、まずは拾い読みする
- 内容を理解したら、ノートに書き写しながら精読する
- 使えそうな表現、言い回し、単語が考えずとも口から出るようになるまで繰り返し音読する
opinion frontを利用する
例えば「privacy」で検索すると、次のような検索結果が出る
そうすると、監視カメラがプライバシーの侵害が否かという記事がでてくる。
賛否に関する議論が、それぞれの立場から展開される。
しかも、無料だよ。
対策本を買えばいいのではないか?
英検1級二次試験の面接対策本は有名どころのものがあり、次の3冊は面接会場に行けば誰かが読んでいる。
雉も一次試験に合格したら観察してみるといい
- 『(MP3音声無料DLつき)最短合格! 英検1級 英作文問題完全制覇』ジャパンタイムズ編
- 『英検1級 面接大特訓』植田一三ほか著、Jリサーチ社
- 『14日でできる! 英検1級 二次試験・面接 完全予想問題 改訂版』旺文社
暗記をしようとしてみたものの、トピックの出し方が少し変わったら本に書かれている主張は使えないだろうな、と感じていたんだ。
だが、頭の中で暗記した文章を思い出し、トピックに合わせ修正し、英語に変化する、ということが短時間でできるだろうか。当時は不安でしかなかった。
そして、面接当日。
トピックを選んだものの、2分の制限時間内で1分20秒の沈黙、ショートスピーチの項目では5点。低得点を叩き出した上の、不合格という快挙である。
- ショートスピーチ5点
- インタラクション5点
- 語彙・文法6点
- 発音6点
いずれの項目も10点満点
さらにショートスピーチは4点という低記録を更新した。
- ショートスピーチ4点
- インタラクション5点
- 語彙・文法6点
- 発音6点
いずれの項目も10点満点
面接に必要なものはインプットである
いずれのトピックに対しても、日本語であればごまかしながらも答えられたであろう。しかし、面接では
- 日本語で考える
- 英語に変換する
- 英語で話す(この間に1と2を行う)
という流れとなり、日本語で話すときは無い「2」という作業工程があるんだ。
言い換えができなければ別の根拠を持ってこなきゃいけないケーン……
あっ!そんなことしてたら全然しゃべれないんだケーン
沈黙が焦りを生み、焦りが沈黙を呼び、余計に言葉が出てこない、ということになる。
また、対策本で触れられているトピックへの根拠はあくまでも、課されたトピックに対するものである。
ならば、トピックの背景にある根本問題を理解し、それに関する記事を読み込む。
そして、その記事に使用される文章の表現を使いこなせるようになればよい。そうすれば自分の言葉で受け答えができるようになるはずだ。
様々な問題の記事が掲載されていたので、このサイトを主に利用して対策を行った。
他にも、ジャパンタイムズやニューヨークタイムズなども無料で英語の記事が読めるので、適宜活用した。
面接トピックは日本人の立場から考える
ぜひ教えてほしいだケーン。同じ根拠で面接に挑むだケーン!
先進国の立場の場合 発展途上国の立場の場合 アジアの場合 日本の場合、といったような形で。 ならば、まず「日本にとって」という立場から、トピックに出てくる諸問題を考察し、その原因をしっかりと把握する必要がある。
あっ、複数のトピックに共通する原因を考えて、その原因に対する理解を深めればいいんだケーン!
そして、この原因をリストアップし、英語で話せるようにすればよいと考えたわけだ。 上の例でいえば、人口減少について語れば少なくとも3つのトピックに対応できるんだ。 このパターンを多く持ち、様々なトピックに対応できるように頭の中で文章を作る訓練をすればよいわけである。 例えば、 という流れだね。 このようにして、記事を書き写し、精読しながら、トピックの背景にある原因をリストアップしていった。
面接前の1週間前からしゃべる訓練を始める
そこで、面接の過去問を見て、口頭で英作文するという訓練を始めた。
最初は、10分英語表現を考え、1文話し、また考え、といった感じだった。
ノートに書き写す過程で音読もしていたし、文章の暗記もしていた。
さらに、日本にとっての問題という形で焦点を絞り、諸問題の背景も学習していたため、日本語で文章を考えるという時間がほとんどなくなっていた。
雉も言葉を鵜呑みにしないように気を付けるケーン!
この段階で、もはや合格した、と確信した。
面接本番(三度目の正直)
外国人男性と日本人女性が面接官だった。外国人男性が「緊張しているか」と尋ねたので、「とても緊張しています」と答えた。
トピックカードをめくると、5つのトピックのうち、得意分野のものが2つあった。
10秒ほど考えた後、一番話せそうな人文科学分野に関する内容を選んだ。
選んだトピックに対し、賛否の立場と理由を1文で言明し、あとはその補足として連想できることを話した。
今回は自分の考えが自然な英語になるような連想ゲームでスピーチを進めた。
- 「あなたの主張はよくわかりました。では○○なら、あなたは納得しますか」
- 「本題からはそれるけど、グローバリズムの時代に、日本人が外国を身近に感じられるか」
- 「あなたはこれには反対だといったが、小学校から○○をすることについてはどう考えるか」
など、事前に準備した諸問題の背景を理解していれば答えれる内容が多かった。
合格を確信して、教室を後にした。
合格発表
- ショートスピーチ8点
- インタラクション7点
- 語彙・文法7点
- 発音6点
実は、発音練習は一番力を入れたつもりだったのだが、全く変化がない。スピーチが8なので、聞き取れていないことはない、と好意的に考えよう。
二次試験対策でインターネットのブログを色々閲覧したが、なかなか自分に合う方法がなく、困っていた。
なので、鳥人間の対策がぴったりと合う受験者もいるのではないかと考えて、このブログを始めたんだよ。
もちろん、オンライン英会話や対策本の読み込みが最適な人もいることは重々承知であるが、一部でも参考になればと、記事を作成してみた。
まとめ
今後も、鳥人間が使用している英語教材や海外ドラマなどを紹介してく予定なので、ご覧いただければと思うんだケーン。