今日は再販されてなくて、しかも人気があった、みたいのが知りたいんだケーン!
基本的に復刊ってのは、カルト的人気があるからされるのであって……ん?そういえばちょうどいいのがある。
連載当時、鳥人間が「取り立てて熱心に読むわけではないが、なぜか毎号毎号読んでしまう」という漫画があった。
それを紹介しよう。
桜井蓮哉の『もけけ日記(ダイアリー)』はギャグ王の『こち亀』
作者は桜井蓮哉で、1994年5月号から1997年2月号まで連載された。
内容は、4コマ漫画で、謎の生物「もけけ」と主人公の中学生・由良たちが織りなす日常を描いた漫画だよ。
まあ、そんなことはともかく、内容だ。
ある日庭に大きなたわしのようなものが落ちていた。主人公の中学生・由良が調べてみようと近づくと、頭と手足が生えてきて、だちょうのような生物になった(下図)。
当初、父は動物を飼うことに反対するが、頭髪の薄い父の頭に髪にようなものを、もけけが置くと、父は飼う許可を出すんだ。
って、これ、小さなもけけじゃないかケーン?
この小さなもけけ達は、3匹以上出てくることもある。
基本的に、主人公の由良や仲間が食べ物を食べていると、こっそりもけけ達が食べ物を食べに来て、由良たちが妨害する、というのが4コマ漫画の流れになっているよ。
基本的に、主人公の由良の同じ中学のクールな冴子(さえこ)、男勝りな玲(あきら)を中心に話が進んでいく。
当時、小学生から中学生だった鳥人間にとっても、「極度に面白い漫画」か「極度につまらない漫画」の両極端に分かれていたように思う。
「極度に面白い漫画」というのはすでに復刊リクエストが通っているような漫画のことだね。
でもね、この『もけけ日記』は連載されていれば、必ず読んでしまった。
読めばつまらなくはない。クスッと笑えるところもある。しかし、この作品が読みたいがために雑誌を買う、というわけでもないが、これが連載されていることにより、全体の質が安定する。
そんな印象だった。『週刊少年ジャンプ』でいうところの『こち亀』だね。
『こち亀』を読みたいがために『ジャンプ』は買わないが、あれば読むし、面白い。そして連載していることによって、紙面が安定する。
隠れた名脇役、そんなポジションの漫画だったな。
再販が駄目なら、電子書籍ではないのかケーン?
復刊なし、電子書籍なし
復刊も電子書籍もなかった。
つまり、読みたければ漫画喫茶を探すか、中古での購入、ということになるね。
アマゾンでは2巻がなぜか2万円を超えていた。
しかし、雑誌の連載されている他の漫画によって、漫画の面白さの体感が変わるというのも不思議なものだケーン。
また『ギャグ王』の話を聞かせてほしいだケーン♪