漫画雑誌『ギャグ王』名作選～５．『怪傑！オピウム君』～

今回は『怪傑！オピウム君』だよ。

魔界の学園コメディーだから、前回の『ちぱパニック！！』（内部リンク）に近いノリだね。

 

ほら、こんな感じだよ。

そうだね、この表紙の、帽子をかぶった男の子が「オピウム君」だよ。

 

由緒正しいメデューサ直系のお家柄で、古い思想や階級制度をなくして、新しい悪魔社会を目指しているんだ。

 

語尾に「ですぞ」がつく、おしゃまな子どもだよ。

 

帽子をとると、たくさんの長い蛇が出てきて、にらんだ相手を石化するんだ。

大丈夫！
オピウム君はそもそも（物理的に）友達がそんなにいないし、石化したクラスメートは、保健室の魔女、ミツコさんが治してくれるんだ。

このミツコさんは学校中の憧れの的で、オピウム君も口実を設けて（自分でクラスメートを石化して）保健室に遊びにいっているよ。

フフフ、だけど、このミツコさん。

 

結構天然なところがあって、森に解毒剤を取りに行き、毒草を採集して、生徒に使ったりしている。その時の弁がこちら。

 

「わかんないけどまあいいわ
毒も場合によっては薬になりますわ

 

あ　そうそう解毒剤も採っておかなきゃ
最近毒にあたる子が多いのよね（←八割方あんたのせい）」

そうだね。

でも、これまで見てきたように、魔界の学園コメディーだけどドギツクならない子ども向け作品になっているよ。

 

他にも魅力的なキャラクターがいてね

上の画像はオピウム君の数少ない友達だ。
吸血鬼のアメリック君だ。

 

いいところのお坊ちゃんで、虚弱体質。

 

保健室でお茶を勧められて、お腹が弱いんで冷凍の血液以外で、と答えるシーンもあるよ。

うん、他にも太陽光が駄目だから、海でもスキーウェアを着用していたりと、色々と笑いを提供してくれる。

この作品にライバルはいない。

 

なぜなら、オピウム君の邪眼は強力すぎるからだ。

 

しかし、学級委員のオピウム君を快く思わない悪い子のバンディ君が取り巻き達と３人で、オピウム君をぎゃふんと言わせようと悪だくみをする。

といっても、完全な悪というわけではなくて、クラスメートとも溶け込んでいるよ。

 

どちらかというと、オピウム君の唯我独尊ぶりにクラスが呆れて、バンディ君が代表して反乱する。

 

アメリック君が巻き込まれる、という流れだね。

そうだね、基本1話完結だから、サクサクと読み進めることができるよ。

 

なんか、調べたらアマゾンの電子書籍だけじゃなくて、ユーネクストでも見られるみたいだね。