漫画雑誌『ギャグ王』名作選~3.『殺し屋ジョージ』~

梶原あやの異色作『殺し屋ジョージ』と現在

雉(Kiji)
雉(Kiji)
意外にもギャグ王の読者はいたようだケーンね。
前回の『勇者カタストロフ!!』(内部リンク)の記事もTwitterから見に来てくれた人がいてうれしい限りだよ。
鳥人間(Birdman)
鳥人間(Birdman)
雉(Kiji)
雉(Kiji)
と、なると今回もまた『ギャグ王』の連載だケーンね。
そうだね、今回はこれだ。
鳥人間(Birdman)
鳥人間(Birdman)

雉(Kiji)
雉(Kiji)
これは……『勇者カタストロフ!!』よりは『うめぼしの謎』(内部リンク)よりの絵柄だケーンな。
そうだね、『殺し屋ジョージ』は梶原あやの作品で『ギャグ王』創刊の1994年5月号から1996年4月号まで連載された。

 

作者の梶原あやは、主に『ドラゴンクエスト4コマ漫画劇場』やエニックス系の雑誌『ガンガン』で連載していた。まあ、4コマも独特の毒が入ってたな

 

当時の印象は、「独特の絵でブラックなネタを描く人」だったな。

 

『うめぼしの謎』を読むために『ギャグ王』を買ったら、『殺し屋ジョージ』が載ってて驚いた記憶がある。

鳥人間(Birdman)
鳥人間(Birdman)
雉(Kiji)
雉(Kiji)
ケーン……独特な絵柄というのはよくわかるケーン。

『殺し屋ジョージ』の連載終了後は、ギャグ王で『ちゅうちゅうパトロール』を連載したり、ホームページでイラストを公開したりしていた。

 

その後も長らく、竹書房の「まんがくらぶオリジナル」で「もしもしぐま」という漫画を連載していたが、単行本化はされていない。

 

一応、今も「ニューあや家」というホームページがあるが、イラストなどは置いていないようだ。

鳥人間(Birdman)
鳥人間(Birdman)
雉(Kiji)
雉(Kiji)
ケーン……ギャグ王作家の中では比較的長く活躍していた人なんだケーンね。

そうだね、じゃあ、『殺し屋ジョージ』について語っていこう。
鳥人間(Birdman)
鳥人間(Birdman)



動物好きの殺し屋「ジョージ」とジョージを狙う「忍者うさぎ」

主人公は一応凄腕の殺し屋「ジョージ」なんだ。

 

腕は立つが、動物が大好き。殺し屋組織に属していて、動物人間の暗殺を依頼されると、泣いて嫌がる、という男なんだ。

 

アマゾンでサンプルが読めるから、まずは読んでみて。

鳥人間(Birdman)
鳥人間(Birdman)

雉(Kiji)
雉(Kiji)
ほほう、だケーン……パラパラ

 

アッ、暗殺に失敗したジョージが……
ボスに謝って、「お詫びに……頭を丸めた?」

 

「それがどうした」バンバン

 

……なんというか、かわいい絵柄でだまされてるけど、結構ブラックだケーンな

そうなんだよ。

 

ジョージが暗殺に失敗するので、殺し屋組織から次々に刺客が送り込まれる

 

その中に「忍者うさぎ」がいるんだが、こいつは毎回毎回自滅してしまう

 

そうこうしているうちに、忍者うさぎも殺し屋組織に狙われるんだ

鳥人間(Birdman)
鳥人間(Birdman)
雉(Kiji)
雉(Kiji)
ケーン……ギャグのような話だけど、現実で考えるとえげつないケーンな。

 

そもそも、ジョージが組織からそれなりに危険視されているのが、恐ろしいんだケーン。

そうなんだよ。

 

実は、この作品唯一の常識人はジョージなんだ。

 

ジョージの愛人の若い女がいるんだが、こいつが幽霊に取りつかれかけて、その幽霊を投げ飛ばしたり、埋蔵金のありかを聞くためにクマを痛めつけたり、とね、色々ぶっとんでいる。

鳥人間(Birdman)
鳥人間(Birdman)

雉(Kiji)
雉(Kiji)
ケーン……大人になってみると、常識人のジョージに幸せになってほしいケーンな。
最終回もぶっ飛んでてさ、当時連載で読んで驚いたよ。

 

感想を箇条書きにすると

ラスボスこいつ?
このあとこの人たちどうするの?
一番強いのこいつじゃない

 

といった感じだね。

鳥人間(Birdman)
鳥人間(Birdman)

雉(Kiji)
雉(Kiji)
ケーン……内容が気になるんだケーン

他にも、この漫画は4コマ漫画なんだが、ジョージの話の4コマの隣は、番外編みたいな動物の4コマが入っている。

 

こちらの4コマもほのぼのの皮を被ったブラックなネタが多い。

鳥人間(Birdman)
鳥人間(Birdman)
雉(Kiji)
雉(Kiji)
なんか気になってきたんだケーン。

単行本は例によってエニックスと大都社かケーン?


漫画全巻ドットコム

単行本はエニックス、大都社、そして電子書籍

 

そうだね
オリジナルはエニックス版で全2巻
大都社の復刊版は『梶原あや作品集上「殺し屋ジョージ」「けんけん猫間軒①」』

そして、ギャグ王作家にしては珍しく、電子書籍に対応している。

鳥人間(Birdman)
鳥人間(Birdman)
雉(Kiji)
雉(Kiji)
ケーン、じゃあまずは電子書籍版を無料で読んでみるだケーン♪




漫画全巻ドットコム

この記事をSNSでシェアできるんだケーン♪

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA