高校までの文法ができていれば、洋書を読んでみよう
入門用には講談社ルビーブックス
高校の文法はだいたい把握しているケーン!
それなら、まずは1冊本を読み切る経験が必要か。
それなら、ルビ付きの本を読むといい。これさ、講談社ルビーブックスだ。
鳥人間が使っているものだから蛍光マーカー引いてあるけど。
難しい単語に日本語が振ってあるケーン!
あっ!ルビ(フリガナ)ってそういうことかケーン!
英語に日本語のルビをつけてあるケーンな?
洋書を読もうとして挫折する傾向を次の通りまとめてみた。
- わからない単語が多すぎる→辞書で引いてる時間が長くて挫折
- 文脈にふさわしい訳・文法事項がわからない→調べてもわからないから挫折
- 「1」と「2」の複合型→とにかく読める分量が少なくてつまらなくなり挫折
- 他に興味が移る→英語に挫折
雉の場合は文法はある程度分かっているから、「1」か「3」の状態じゃないかな?
知らない単語が多すぎて、単語を知らないから読めないのか、解釈や文法が間違っているから読めないのか、わからなくなっていったんだケーン……
難しい単語には先に日本語訳、単語だけでなく文章自体を訳しているものある
かといって、学習者向けに調整された文章ばかりでは読解の実力がつかない。
そこで、このルビーブックスさ。訳の日本語が薄く入っているだけなので、見ないように意識すれば英語だけを見ることができる。
わからない場合は、日本語訳を見てしまえば、英語だけを読んでいるかのように、スラスラと文章が読めてしまうんだ。
でも、ルビに頼っていて力はつくのかケーン?
鳥人間の場合、洋書を読むとき
1.わからない、あるいはすぐに適切な訳が思い浮かばない単語」にマーカーを引く。
2.前後の文章を読んでも理解できない場合、辞書を引いて適切な和訳を鉛筆で書き込む。
3.本を一通り読んだ後で単語を覚えるべく復習する。
こんな感じ。ルビーブックスの場合、「1」と「2」の過程を省略しているだけだから、ルビーブックスを読了後に「3」を行うのであれば、洋書を使った読解力向上や単語力増強は、効率よくできる、と確信している。
参考までに前回紹介した”Wrong About Japan”への書き込みを見てごらん。
もっとも、この本は通読しただけだから、まだ復習ができていない。つまり「3」はできていないということだね。
逆に言えば、ルビーブックスでも洋書でも同じ効果は上げることができて、むしろルビーブックスは時間の節約にもなる、ということになる。
と、鳥人間……恐るべし、だケーン!
じゃあ、とりあえずはこのルビーブックスを1冊読み終えて、復習をすればいいケーンね?
本当は講談社のホームページから引っ張ってきたかったんだけど、どうも公式なページがないみたいだ。
絶版になっているものもあるみたい。
そんな中で、初心者におすすめのものを紹介するよ。
洋書初心者向け講談社ルビーブックスシリーズ
イソップ物語
基本2ページ完結だから集中力が続かない人向けだね。また、西欧圏では子供のころに読むことも多いので、一般教養としても読むとよい。
ただし、話が短いので「読み切った」という達成感はあまりないかも。
老人と海
ちなみに、ヘミングウェイはハードボイルドという小説の形式を確立したと言われており、簡潔な描写で知られる作家だよ。
難しい単語はあるけども、さっき言った簡潔な文章だから、単語に慣れればサクサク読めるはずだよ。
あとは、ノーベル賞作家の作品を原語で読んだという達成感はあるかな?
『老人と海』?読んだケーン!原書で、だケーン……
とか言ってみたいケーン!
ベスト・オブ・O.ヘンリー
初心者には、意味が取りづらいからだ。ちなみに、英検1級の長文問題の方がスラスラ読めた、鳥人間にとっては。
だけど、ルビーブックスなら大丈夫だ。
あとは、ミステリー好きなら、シャーロック・ホームズシリーズ。
ハードボイルド好きならロバート・B・パーカーの『初秋』やレイモンド・チャンドラーの『さらば愛しき女よ』などもある。
まあ、ルビーブックスへのアマゾンのリンクを貼っておくから、興味があるなら見てよ。