英語で漫画を読んでみよう!~講談社漫画文庫『OL進化論』を読む~

雉(Kiji)
雉(Kiji)
鳥人間!また本を貸してほしんだケーン。

ん?この本は?だケーン。

OL進化論の表紙画像
講談社漫画文庫版『OL進化論』英訳版(左)とバイリンガル版(右)

雉(Kiji)
雉(Kiji)
これは……前に鳥人間に教えてもらった、講談社バイリンガルコミックスと講談社英語文庫(内部リンク)かケーン?

 

なんで同じ漫画で、同じ文庫サイズなのに英訳のタイトルが違っているケーン。

 

とりにんげーん!これはなんだケーン!

ん?ああ、これか。

 

じゃあ、今日は講談社英語文庫(漫画)と講談社バイリンガルブックスの違いと、どちらが勉強に適しているかを説明しよう。

鳥人間(Birdman)
鳥人間(Birdman)
雉(Kiji)
雉(Kiji)
お願いするんだケーン。



おさらい:英訳と英語文庫と、日本語訳掲載のバイリンガルブックス

まずはおさらいだ。

講談社英語文庫は基本的に英語だけが書かれている。その代わり、巻末に単語の注釈などが載っている高校や大学の英語読本みたいな感じだね。

講談社バイリンガルコミックスは漫画の台詞が英訳されていて、欄外に日本語訳が載っている。つまり、日本語訳だけ読めば普通に漫画として楽しめる

鳥人間(Birdman)
鳥人間(Birdman)
英語文庫、バイリンガルコミックスの比較画像
英語文庫(左)、バイリンガルコミックス
雉(Kiji)
雉(Kiji)
英語文庫の方は、漫画のページに注釈はないから、わからない単語があったら巻末で探すか、自分で辞書を引くしかないケーンね。

 

逆にバイリンガルコミックスは、日本語訳も注釈も同じページにあるから、サラサラと読めるんだケーン。

 

じゃあ、バイリンガルコミックスのほうが便利だケーンね。

バイリンガルコミックスよりも、英語文庫のほうが勉強にはなる

そう思うだろ。でも実際は英語文庫のほうが、英語の勉強にはなるんだよ。

 

なぜかというと、まず同じページ内に日本語訳や注釈がないから、漫画の流れを全て英語で把握しなければならない

 

ここで、わからない単語があったとしても、4コマ漫画だから意味を想像しながら、話の流れを追える

 

この段階で読解力、推理力がつくね。

鳥人間(Birdman)
鳥人間(Birdman)

雉(Kiji)
雉(Kiji)
ケーン……確かに同じページに日本語訳があると、無意識に日本語を追ってしまうんだケーン。

 

結果的に英語で話を読むことができなくなってしまうんだケーン。

そうだね。鳥人間も『金田一少年の事件簿』のバイリンガルコミックスを買ったとき、最初は日本語だけを読んでしまって全然英語の勉強にならなかった。

 

ところが、この『OL進化論』の英語文庫版を読むと、会社員が使う日常表現の英語なのに、結構な時間がかかったんだ。

 

まあ、「読めるけど自分ではすぐに出てこない表現」を音読したり、マーカーしたりしながら読んでたからしょうがないけど。

 

だから、英語力を高めたいと考える人は英語文庫で、じっくりと英文と向き合いながら勉強した方がいいとおもう。

鳥人間(Birdman)
鳥人間(Birdman)
雉(Kiji)
雉(Kiji)
ケーン……確かに人間(鳥)は易きに流れてしまうケーン。

 

ところで、英語文庫はたくさんあるケーンが、『OL進化論』を紹介したのはどうしてだケーン?



4コマ漫画で集中力が続く、だから『OL進化論』がおすすめ

いくつかあるが、箇条書きにすれば次の通り。
鳥人間(Birdman)
鳥人間(Birdman)
  1. 現代の会社を舞台にしている
    →英会話でそのまま使える表現が多い
  2. 4コマ漫画である
    →それぞれの話が4コマで完結しており、集中力が持続しやすい

まず「1」だ。

 

英語文庫でも、小説の場合、日常会話では使わない表現が出てくることがある。

 

でも、現在の会社を舞台にした漫画だから、出てくる表現は、ほぼそのまま日常生活で使える

 

しかも、漫画で使っているキャラクター・状況で砕けた表現か、ちゃんとした場面で使う表現かが推測できる

 

これが『OL進化論』を推す理由だな。

鳥人間(Birdman)
鳥人間(Birdman)
雉(Kiji)
雉(Kiji)
たしかに……現代を舞台にした漫画あるケーンが、会社を舞台にして、日常会話が多い漫画はそれほどないケーンね。

そして「2」だ。

 

小説やストーリー漫画だと、少し話が進むのに数ぺージかかることがある

 

その間、似たような表現や単語しか出てこなかったりわからない表現で詰まって先に進めず、読むのをやめてしまったり、ということがある。

 

でも、この漫画は4コマ漫画だから、4コマ分の単語を調べることは手間じゃないし、意味が確定できなくても文脈でなんとなく、台詞の想像をすることができる

 

ここで、じっくり考えてもいいし、難しければ、次の話に進んでもいい。

 

だから、洋書初心者が挫折する要素が、ほぼほぼ排除されているんだ。

鳥人間(Birdman)
鳥人間(Birdman)

雉(Kiji)
雉(Kiji)
ケーン……初心者に優しいのが英語文庫だケーンね。

 

じゃあ、対訳版じゃなくて、英語と巻末に注釈しかない方の英語文庫を読めばいいケーンね。

 

きっとたくさん出ているんだケーン。

残念ながらそうではない。

 

英語文庫の『英語と注釈の方』は1巻だけだ。

 

対訳版の『バイリンガルコミックス』は5巻出てて、その傑作選みたいな形で英語文庫に『対訳版』が3巻出ている。

 

英語と注釈のみの英語文庫は、1994年発行で一番古い。その後、バイリンガル版が発売されたわけだから、ひょっとしたら、バイリンガル版の方に需要があったのかもしれない。

 

まあ、でも1巻だけでも結構ボリュームあるから試しに読んでごらん。

鳥人間(Birdman)
鳥人間(Birdman)

ケーン、じゃあ英語と注釈だけの英語文庫を読むんだケーン♪
雉(Kiji)
雉(Kiji)


↑英語と注釈だけの硬派なバージョンだケーン♪鳥人間おすすめだケーン

 

この記事をSNSでシェアできるんだケーン♪

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA