これは時計だケーン?
今のクォーツ時計と違って電池がいらないんだ。
考えようによってはお得だケーンね。詳しく教えてほしいんだケーン。
腕時計は元々機械式時計しかなかった
だから、正確な時間に合わせて時刻を調整することが必要だったんだ。
世界初のアナログクォーツ式時計(掛け時計、腕時計ともに)を開発してしまう(参考:一般社団法人日本時計協会ホームページ)。
ちなみに、当時の定価は45万円。大卒の初任給が3万円くらいの時代でね。
めったにズレないし、時計屋さんで電池変えてもらえばすぐに動くし、便利だケーンね。
クォーツショック、機械式時計の関連企業が倒産した
全世界的に機械式時計が作られていた。
機械式時計は職人による伝統工芸品みたいなところがあったが、クォーツ時計は大量生産が可能で、値段も徐々に安くなっていった。そこで、伝統的な時計メーカーが倒産の危機に陥ったんだ。
大まかにいえばこれが「クォーツショック」と呼ばれる現象で、世界的にクォーツ時計が主流となったんだ。
じゃあ、今は機械式時計は絶滅してしまったケーンか?
むしろ、クォーツ時計が主流となることで、機械式時計に職人芸という付加価値がついた、というべきかな。
機械式時計には手巻き式と自動巻きがある
竜頭を回すことでねじが巻かれる「手巻き式」だ。
これは、腕に装着して、時計を振ることによって、ねじが自動的に巻かれる時計だね。
しかも、自動的にねじが巻かれるなんて、電池いらずで素晴らしいケーン!
安くて、丈夫、電池がいらないから、人気があるんだ。デザインも独特のものがあるしね。
下の時計なんかさっきのセイコー5アクタスに近いね。
でも、機械式時計に弱点はないのかケーン?
定期的に分解清掃に出す必要がある。オーバーホールとも言う。
機械式時計は繊細なパーツの集まりだから、油をさしたり、埃をとったり、という作業が必要で、これが結構高い。
クォーツ時計も分解清掃が必要だが、だいたい1万から3万円くらい。機械式時計だとその2倍くらいはする。
それを考えると、クォーツ時計の方が便利だともいえるケーン。