英検1級に合格するまでの平均時間とは?【3000時間説は妥当か?】

平均を示す雉の画像
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こんにちは、案内役の雉だケーン。さて、今回は英検1級に合格するまでの妥当な勉強時間を考察していくだケーン。

管理人の鳥人間は約20年かかったと言っていたから、詳しく聞いてみるんだケーン

英検1級の勉強時間は2500時間から3000時間である(準1級を合格した人の場合)

管理人の鳥人間だ。
結論から言えば、英検準1級合格後、2500時間から3000時間かかる。
鳥人間(Birdman)
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雉(Kiji)
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夢がないんだケーン……
一応、根拠はあるぞ。
まずは、2つの著作から引用をし、管理人・鳥人間の場合を考察していこう。
鳥人間(Birdman)
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植田説によれば2500時間

英検対策で有名な植田一三氏の著作によると、次のとおりである。

  • 英検準1級の最短学習所要時間……4500時間
  • 英検1級の最短学習所要時間……7000時間
    植田一三『改訂新版英検Ⓡ1級100時間大特訓』(ペレ書房)アマゾンへリンク
    14、15ページを参考に管理人が再構成

鳥人間(Birdman)
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雉(Kiji)
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ええっと……準1級に合格した人が1級に合格するまでに、引き算で2500時間、だケーン!

対策サイトによってはもっと短く500時間などと書かれていることもあるけどね。

しかし、管理人としては植田氏の考察に賛同する。
というのも、植田氏の弟子筋にあたる妻鳥千鶴子氏も著作において、3000時間は必要と説いているからだ。

鳥人間(Birdman)
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妻鳥説によれば3000時間

妻鳥氏は文章で書いているため、少し引用してみる。

……一般論として準1級を7,8割くらいの成績で合格した人が、1級対策に練りこんだ語彙補強や弱点克服を行って、1日に3時間勉強したとして3年間、つまり3000時間くらいはかかるでしょう。……妻鳥千鶴子『CDBOOK英語資格三冠王へ!』16ページ アマゾンへリンク

こちらに関しては本の出版が2004年なので、情報が古い可能性もあるが、妥当であると判断する。理由としては、鳥人間の受験体験である。

鳥人間(Birdman)
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雉(Kiji)
雉(Kiji)
聞けば聞くほど、受験する自信がなくなってきたケーン……

管理人の場合~約20年で3000時間

前にも説明したが(「英検1級は独学で合格できるか」内部リンク)、鳥人間は、大学入学前に準1級を合格し、大学では選択科目としても専門としても英語は履修しなかった。

特論や講読で、自発的に英語の文献を担当していた程度で、取り立てて英検1級の対策をしていたというわけではない
ただし、日常的に『News Week』を読んだり、日本のアニメDVDの英語版を海外から取り寄せ視聴しており、生活の一部に英語を取り込んでいた、という形である。

鳥人間(Birdman)
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雉(Kiji)
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ケーン……ゆっくり毎日コツコツと英語に親しんでいたケーンね?(なんのアニメだろ、だケーン)
就職してからも、特に英語を必要とする仕事ではなかった。

日常生活では、旅行の度に空港で英字新聞を買って読んだり、仕事の調べものがあるときは海外ではどうなっているかを英語圏の新聞やホームページで調べていた。

以上のように特に勉強するわけではないが、日常生活自体に英語を落とし込んでいたので、1年で150時間くらいは英語に触れており(計算すると1か月15時間程度、まあ、そんなものだろう)、20年でおおよそ3000時間となる。

鳥人間(Birdman)
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このような生活をしているうち、そろそろ英検1級くらいの実力になっているのでは、と考え受験をした。
鳥人間(Birdman)
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雉(Kiji)
雉(Kiji)
対策はなにをしたんだケーン?
過去問、リスニング音源を購入せず、旺文社の語彙対策本と英作文対策本のみだね。

結果は、CSE換算で1926点(合格は2028点)不合格だった。

鳥人間(Birdman)
鳥人間(Birdman)
雉(Kiji)
雉(Kiji)
ケーン……不合格だったけど、鳥人間はこの結果をどう捉えたんだケーン?
思ったより、手が届く位置にあると思った。

語彙対策だけでこれだけとれたので、次回は合格するだろうと2年後に受験し、見事一次試験を突破できた。

もっとも、翌年は仕事が忙しかったため、勉強を始めたのは一次試験の3か月前からだけどね。

鳥人間(Birdman)
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弱点、得意分野は人によって異なる

鳥人間の場合、読解に関しては、大学入試の段階で完成しており、すでに洋書を辞書を引きながら読めていた。

また、英作文に関しても大学入試のために構文を暗唱していたので、特に新しく文章を覚えたりする必要がなかった

鳥人間(Birdman)
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雉(Kiji)
雉(Kiji)
うらやましいだケーン!
そもそも、大学生が英語の文献を読めなかったり、英文を書けないということが問題だぞ。雉も雉大学に通ってるんだから。
鳥人間(Birdman)
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雉(Kiji)
雉(Kiji)
ケーン……
あっ、それより不合格後はどうやって対策したんだケーン?
英検1級対策で取り立てて長文読解や英作文の練習をする必要がなく、不合格後は徹底した語彙対策とリスニング対策のみで事足りた(語彙対策などの詳細は英検1級一次試験の勉強方法(内部リンク)にて)。
鳥人間(Birdman)
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雉(Kiji)
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前にも言ってた「英語を日常生活に落とし込んでいる」というやつケーンね。それで英語の読解力を維持・向上させることができたんだケーンね。
そうだね、調べものをするときに英語のホームページを利用したり、ドラマやアニメは英語のものを視聴したりすることで、潜在的な勉強時間を増やせば、意識して努力する時間を減らせるかもしれない。
鳥人間(Birdman)
鳥人間(Birdman)
意識的に努力して対策するものは語彙のみであったため、毎日単語集を朗読することのみが、意識的な努力だったかな。

それを3か月続け、一次試験に合格した時は、語彙パートが一番の得点源となっており、ギリギリ一次試験合格となった。

鳥人間(Birdman)
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雉(Kiji)
雉(Kiji)
適切な努力は裏切らないケーンね……

まとめ

雉(Kiji)
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要点をまとめると次の通りだケーン。

  • 英検1級合格にかかる最低時間は2500から3000時間(英検準1級取得後)
  • 英語を日常生活に組み込めば、効率よく試験に合格できる
  • 語彙に関しては徹底的に意識して暗記する

鳥人間の場合は、試験対策として意識せず、英語を日常的に使っていたから、意識的に行う勉強が少なくても合格できたケーンね。準1級に合格した人が、1級を合格することだけを目標に勉強するともっと大変になりそうだケーン。

次回もお楽しみに、だケーン。



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