今日は、養老の滝について教えてほしいケーン。
養老の滝伝説、その歴史と由来
『古今著聞集』の「養老孝子伝説」という話によれば、年老いた父と暮らす息子がいた。
父は目が見えず、体も弱く、ほとんど歩けない。そんな父を助けるべく、息子は毎日働き、父の好きな酒を買えるように頑張っていた。
ある時、現在の養老の滝の近くを通り、「あの滝が酒だったら、父を喜ばせられるのに」と思って、滝の近くに行くと、酒の匂いがした。
まさかと思い、滝の水を飲むと、酒だった。
驚いた息子はひょうたんに滝の水を汲み、急いで家に帰った。
家で父が喜んで酒を飲み、毎日少しずつ飲んでいくと父の顔はつやつやとし、白かった髪も黒くなっていた。
この話が都まで届き、ときの女帝・元正天皇にも届き、天皇が滝へ行幸し、「この地を老いを養う心にちなんで養老と名づけよう」と言い、元号も「霊亀」から「養老」へと改元した。
こういういわれがあるんだよ。ちなみに、日本の滝百選にも選定されている。
この内容の解説漫画が養老公園のサイトにあるよ。
写真で見ると、つつましいけれど端正な感じがするんだケーン。
ちょっと興味がわいたから、どうやって行けばいいか教えてほしいんだケーン。
養老の滝、駐車場から行くか、駅から行くか
まず、下の地図を見てほしい。
電車で岐阜へ来る場合
道中はお土産屋さんもあるから、休憩しながら歩くといいよ。公式の地図へリンクを貼っておくよ(養老公園ホームページへ)。
往復すると疲れるから、途中までタクシーを使うのもありだね。
でも、おじいちゃんやおばあちゃんを滝に連れて行くときは、ちょっと大変そうだケーン。
車だと、どの辺りまで乗りつけられるのかケーン?
車の場合、養老の滝駐車場(有料)が一番近い
ここからなら、滝まで歩いて5分。お年寄りだともっとかかるかもしれないね。標高が高いから、すごく眺めがいいよ。
ここから下ったり上ったりすると5分くらいで滝だね。
空気もおいしそうだケーン。
滝のすぐそばに不動明王像があったね。
でも、帰りに養老天命反転地に寄るとか、先に養老天命反転地に行って、その帰りに滝に寄るとか、工夫次第で一日楽しめそうだケーンね。
行くまでに、公式サイトの情報(養老公園ホームページ)を確認してから遊びに行くといいよ。